2021-06-14

パリスタイル的、花合わせ

母の日を終えて、ほっと一息。

初夏のバラの季節を思いきり楽しみ

今は紫陽花、そして向日葵。

夏へと花も移り変わっていきます。

野趣味あふれるヤマアジサイのブーケ

先日のレッスンで、花合わせについての

質問を頂きました。

「まず、メインの花を選ぶんですか?」

その問いがきっかけとなり、改めて

パリスタイル的な花合わせを考えてみました

私が大切にしていることは

①旬の花を選ぶこと

②色のバランス

③枝、葉物が重要

この三点がまず思いつきます。

香りのバラのブーケ

旬の花を使う

こちらは5月の体験レッスンブーケ。

メインは旬のバラ、そしてドウダンツツジなど

初夏のグリーンを合わせました。

白いオルラヤも初夏、群生して咲き

人気の花材です。

やはり旬のものは生き生きとして、色がきれい!

香りも強いように思います。

パリではマルシェで新鮮な食材を買うように

花も気軽に買い求めるそう。

並ぶのはピカピカの旬の花たち。

野菜と花を一緒に買って、家に飾る。

そんなパリの人たちの花選びがお手本です。

初夏のグランブーケ!

色のバランス

これが一番大事!

色って視覚的に強く訴えるので

例えばこの白薔薇が黄色になったら、、

それはそれで綺麗だろうけど印象が変わる

そしてどんな黄色か?が実はポイントです。

黄色の種類でパリスタイル的か

それともちょっと違う、、の分かれ道。

使えない色はありませんが、

色の彩度、明度の知識、または感覚

そこが大事かなって思います。

あとは色を混ぜすぎない。

そして定番のホワイトグリーンでも

ほんのり薄紫のクレマチスがあることで

優しいニュアンスが生まれます。

ひと匙の差し色、この上級テクで

はっと目を引く色合わせが完成!

バラのコンポジションスペシャル

グリーン選び

パリスタイルに欠かせない

ニュアンスのあるグリーン選び

具体的には、軽やかで形良い葉、

動きのある枝もの、といったところ。

写真の山帰来のような熟す前の実も

欠かせないグリーンと言ってよいでしょう。

そしてやはり旬のものが大活躍。

季節感を大切にするパリスタイル、

初夏には新緑を、秋には紅葉を。

グリーンでも季節を表現するからです。

向日葵のブーケにも旬のグリーンをたっぷり

いかがでしたか?

花合わせは奥が深くて

お伝えしたいことはたくさん!

でもまずはお気に入りの花を手に取って

一輪から飾ってみて下さい。

そこからあなたの好きなパリスタイルを

作っていきましょう!

ちなみに、最初の質問の答えは

メインからの時も、そうじゃない時もある!

とても奥が深いのです(笑)

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