2020-12-05

季節感の贅沢

12月になりました。

一年で一番せわしない月。師も走る、とは

昔の人は上手いこと言うなあと

感心するのも毎年のルーティン。

毎年恒例のリースレッスン

レッスンではクリスマスリース作りがスタート!

いくつになってもクリスマスはワクワクします。

アトリエにも電飾をあしらっておめかし。

お越しの皆さま、お楽しみに。

クリスマスレッスンについては後日、また

ゆっくりと綴るとして

今回のコラムは秋のブーケを愛でたいと

思います。

秋バラと紫式部のブーケ

この秋は例年になく紅葉が見事でした。

気軽に出かけられない今年に限って

皮肉なものだなと思ったりもしましたが

よりいっそう、自然が美しく感じられました。

街路樹までも見事に赤やオレンジに染まり

信号待ちに見惚れることもしばしば。

レッスンでも紅葉の枝ものが大活躍でした!

アブラドウダンの紅葉が光に透けて

今年は特に秋バラと紅葉の組み合わせに

心惹かれました。

野ばらの赤い実も、秋を感じる花材のひとつ

10月のハロウィンからはじまり、

クリスマス、そしてお正月と

追われるようにイベント準備をする日本。

それは楽しくもありますが

行き過ぎると、季節感を大切にする心から

すこし離れてしまう気がするのです。

たわわなシンフォリの実が可愛い!

今年はコロナで色々イベントが自粛されて

誤解を恐れずにいうならば

すこし考えてみるきっかけを与えてくれた、

そんな風にも思えます。

今年はリースレッスンのお申し込みが増え

より季節を楽しみたいという気持ちを

皆さまも感じているのかも知れません。

パリスタイルでは季節の花材を使います。

少し先取りすることもありますが、

その時の季節を花で感じることが

豊かな生活の糧となればうれしい。

そんな気持ちで花合わせを楽しんでいます。

ちょっとした贅沢を感じられるひとときです。

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